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1の時代の建物建築の攻防について

先日ゲームでイロコイをやっていた時に1の時代でWar Hut戦闘キャンプ) を2人で建築中に敵のExplorer探索者) などに絡まれた場合、 建築を2人で続けるか、1人をExplorer探索者) の攻撃にまわすかどちらが良いかという点で議論になりました。 その場はお互いに具体的な根拠を挙げることなく口論のまま終わってしまいちょっと大人げなかったと反省しつつ、 じゃあ本当の所はどうなんだろう?という疑問を解決すべく、具体的なデータを元に調べてみることにしました。

なお、中国の斥候、スペインの生産犬、民兵などによって農民を直接攻撃することによる建築妨害については、 状況が違いすぎるのでここでは取り上げないことにします。

関連するユニットや小屋のデータについて

建物に関するデータ

1の時代でユニットを生産できる小屋を建築できるのはロシア、イロコイ、アステカ、スーで、いずれの小屋も 同じ性能を持ちます。またいずれの文明の農民の性能も同じです。
この建物を建築できる農民の上限は4人で、建築時間は基本建築時間(=50秒)の 3/(2+建築人数)倍になります。
また、1の時代で建物の性能UPのカードを切る人はまずいないと思いますので基本の能力を以下に示します。

コスト HP 建築時間
1 2 3 4
250木 2000 50 37.5 30 25

主な建築妨害ユニットの能力

1の時代のほとんどのユニットは農民に対するかなり大きなダメージペナルティを持っているので1の時代の建築時に 農民を攻撃することは農民が相当傷ついていない場合を除き効率的ではなく、大抵の場合建築中の建物を殴って壊す という攻防になります。1の時代の建物を攻撃可能なおもなユニットの能力は以下の通りです。
攻撃力はすべて3秒あたりの攻撃力を示しています(近接攻撃は1.5秒毎に行われる)
なお、アステカ、スーのWar Chief戦士長) は間接攻撃を持ちません。
また農民はフランス、ドイツの特殊な農民を含みません。それらの農民は一般的に早期に建設が開始される時点で 前線に到着していることがあまりないと思われるのがその理由です。
建築後の攻防も考慮にいれるため、建物も一覧に含めています。

ユニット HP 防御 近攻 間攻 建攻
Explorer探索者)  400 間0.1 12 12 15
War Chief戦士長)  500 間0.1 12 12 15
Ikko-Ikki一向衆)  250 間0.1 8 8 10
Shaolin Master少林老師)  450 間0.1 14 - 15
Brahminバラモン)  250 間0.1 8 - 10
農民 150 近0.2 20 3 5
小屋 2000 なし - 30 -


表からわかるように、1の時代の欧米と原住民の探索者系ユニットの攻撃力は統一されています。アジアの 日本とインドのユニットは違いますが、ややこしくなるのでこの検証では攻撃側をExplorer探索者) にしぼって 行うことにします。

建物に対する攻撃力について

建築中の建物を攻撃すると通常の4倍のダメージを与えることができます。

検証1:農民1人で建築する場合

攻撃側:Explorer探索者)  * 1 で建築開始から攻撃する場合

建築にかかる時間は50秒、従ってその間に 50 / 3 * 15 * 4 = 1000 ダメージを与えることが できます。従って建築完了時に建物のHPは 1000。
1000を減らすのにかかる時間は200秒かかるのでその状況で味方が相当数集まりさえすれば 建築は成功したといって良いでしょう。
ただし、早期に敵の残りの探索者+αが一斉に集まってきた場合は破壊をまぬがれるのは難しいかもしれません。

攻撃側:Explorer探索者)  * 2 で建築開始から攻撃する場合

この場合は建築速度=破壊速度なので建築完了時にHPはほぼ残っていないでしょう。 攻撃側に少しでも援軍があれば確実に建築途中に破壊されます。従って建築開始時に HPが十分なExplorer探索者)  が 2 体以上視界に入っていた場合はその場での建築はあきらめたほうが良い でしょう。

建築要員が一人の場合は建築側は建築以外の手がないので検証はこのくらいにしておきます。 攻撃側がずっと1人であれば建築は半ば成功しますが、建築途中で敵の援軍が来た場合や、 最初から2人以上来た場合は失敗すると考えてよいのではないかと思います。

検証2:建築要員が2人の場合

建築要員が2人の場合は、2人で建築するか、1人を建築、もう1人を攻撃にまわすという場合が 考えられます。それぞれについていくつかの場合で検証してみます。

攻撃側:Explorer探索者)  * 1 で建築開始から攻撃する場合

2人で建築する場合

建築にかかる時間は37.5秒、従って攻撃側はその間に 37.5 / 3 * 15 * 4 = 750 のダメージを与える ことができます。建築完了時の建物のHPは 1250。ひとりの場合と比べて250高い状態で建築を 終了できます。
HPが満タンの Explorer探索者)  が建築終了後も建物を攻撃し続けた場合、建物だけで攻撃した場合はさらに 400 / (30 * 0.9) * 15 = 222 ダメージ、2人の農民が近接攻撃で攻撃に加わった場合は 400 / (30 * 0.9 + 40) * 15 = 約90ダメージ与えることができます。従って最終的な建物の HPは約1000 〜 1150 となることがわかります。

1人で建築し、1人で攻撃する場合

建築にかかる時間は50秒なので前と同様に建築完了時までに Explorer探索者)  が生きていれば 建物のHPは1000となります。しかし、50秒間に農民は近接攻撃で 50 / 3 * 20 = 333.3 ダメージを 与えることができます。従って攻撃開始時に Explorer探索者)  の HP が 333.3 未満の場合は 建設完了前にそれ以上の攻撃を受けることがなくなります。
また、HPが満タンの状態で殴り始めた場合でも建築完了時に Explorer探索者)  のHPは約60まで減っており、 その後の建物の攻撃を考慮にいれるとその後せいぜい2回程度しかExplorer探索者)  は建物をなぐることは できないでしょう。従って最悪でも建物のHPは約1000残ることになるでしょう。

自分の探索者が護衛にいる場合

上記のケースで自分の探索者が護衛にいる場合は多いでしょう。その場合、建築中にさらに Explorer探索者) のHPを減らすことが可能です。
Explorer探索者) は間接防御なのでアステカやスーのWar Chiefの場合、Explorer探索者) やイロコイのWar Chief戦士長) と 若干攻撃力が異なりますが誤差の範囲と考えて護衛がExplorer探索者) の場合で考えます。
建築終了までに 50 / 3 * (20 + 12 * 0.9) = 513.3 ということで確実に倒すことが可能です。

グラフ

わかりにくいので上記の計算をグラフにしてみました。このグラフは Explorer探索者)  が建設開始時から 死ぬまで建物を攻撃した場合、最終的に建物のHPがいくつ残るかを表しています。


グラフから分析できることは以下の通りです。

攻撃側:Explorer探索者)  * 2 で建築開始から攻撃する場合

攻撃側が Explorer探索者)  * 2 で建築開始から攻撃された場合、2人で建築した場合でも建築完了時には 37.5 / 3 * 15 * 4 * 2 = 1500 のダメージを受けるためHPが 500しか残りません。この状態で攻撃側のHP がある程度残っていた場合は破壊は免れないでしょう。
従って速やかに敵の頭数を減らすことが小屋を維持する必須条件となります。それが見込めないようで あれば建築を早めにあきらめ建築途中の小屋を削除して木をいくらかでも払い戻したほうが良いでしょう。
なお、1の時代での農民の3秒あたりの近接攻撃力は20と破格に高く(探索者は12)、探索者全般の防御が 間接防御であることも考慮にいれると、スペインの犬などの一部のユニットを除き、最高の探索者キラーと 言っても良いと思います。味方のユニットと農民の攻撃力を考慮にいれ、早いうちに敵の攻撃ユニットを 排除できるのであれば攻撃する価値はあると思います。そうでない限りは速やかに撤収することが被害を 抑える一番の方策でしょう。
逃げないことを選択した場合でも、建築があまり進んでいない状態であれば小屋の建築をその場で中断して 全建設農民で敵の探索者を排除してから改めて建築を開始するのもひとつの手だと思います。その場合途中で破壊 されたとしても、かなりの木が払い戻されるので安心です。いたずらに建設をすすめてやっぱり破壊されて しまったというのが最悪のケースになると思います。

攻撃側:Explorer探索者)  * 3 以上で建築開始から攻撃する場合

敵のユニットのHPが相当低い場合や、スペインの犬、中国の斥候、インカなどの財宝原住民で味方の戦力が 充実していない限りは素直にその場所での建設をあきらめたほうが良いでしょう。

攻撃側:Explorer探索者) 以外のユニットがいる場合

原住民の転向動物は探索者系のユニットの攻撃で速やかに排除しましょう。1の時代の建物の建築の攻防では 頭数を減らすことが一番重要です。インカなどの財宝のユニットは強力ですがHPが探索者と比べれば低いので 集中攻撃でやはり早めに倒しましょう。こいつらは農民へのペナルティを持たないため農民の殺傷能力も 高いので農民以外の味方の援護がいない場合は建築をあきらめて即逃げたほうが良いでしょう。

攻撃側:建設開始後しばらくたってから攻撃する場合

建設が進んでいればいるほど、その状態から建設農民を減らした場合にロスとなる時間が減少します。 従って、ある程度建設が進んだ状態で敵の探索者などに絡まれた場合は、建設農民を減らして 攻撃に参加させたほうが総合的に得になる場合が多いでしょう。

検証3:建築要員が3人以上の場合

小屋の建築時間は建設要員が1人と2人の場合では13秒ほど違いますが、2人と3人の場合は7秒程度しか変わりません。 状況にもよりますが、一人を攻撃要員に回したほうが効率が良い場合が多いのではないかと思われます。
例えば攻撃側がExplorer探索者) *1の場合は2人を攻撃にまわすと30秒でExplorer探索者) を撃破できてしまいます。 30秒というのは3人で建設する時間と同じなので状況を考えると殴ったほうが良いということがわかります。

検証結果について

検証の結果、数値データを元にした検証では、おおむね最初に考えていたとおり多くの場合で建築要員を攻撃に 回すことの有効性が明らかになったのではないかと思います。
なお、本記事の検証はいずれも一定の条件における検証です。途中で敵の援軍が来た場合など、実戦ではめまぐるしく 状況が変わっていくはずです。その場合は臨機応変に対処する必要がある点に注意して下さい。

更新履歴  

2008/12/24 公開開始